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13回忌に位牌は持っていく?運び方や浄土真宗の対応と服装マナー

13回忌_位牌はどうするのか解説

こんにちは。ツナグブログです。

13回忌の法要を迎えるにあたり、ご遺族から最も多く寄せられる質問の一つが「位牌(いはい)を会場まで持っていくべきかどうか」という点です。結論から申し上げますと、多くの宗派において位牌は故人の魂が宿る「依り代(よりしろ)」であり、法要の主役とも言える存在ですので、施主様が責任を持って持参するのが基本となります。

しかし、単に「持っていけば良い」というわけではありません。位牌は非常に繊細な伝統工芸品であると同時に、信仰上の聖なる対象でもあります。そのため、移動の際には物理的な破損を防ぐための梱包と、宗教的な敬意を表すための作法の両方が求められます。また、浄土真宗のように教義上、位牌の扱いが他宗派と根本的に異なる場合もあるため、ご自身の家の宗派や菩提寺の方針を事前に把握しておくことが不可欠です。ここでは、失敗のない位牌の移動方法と、宗派ごとの細かな決まり事について、経験に基づき詳しく解説していきます。

この記事のポイント
  • 多くの宗派では位牌を持参するが浄土真宗は過去帳を用いる
  • 位牌は風呂敷やお使い包みで包み両手で丁寧に運ぶ
  • 雨天時はビニール袋などで二重に保護し水濡れを防ぐ
  • 家族のみの法要でも服装は略喪服を着用し香典を用意する

位牌の包み方は風呂敷やお使い包みが基本

位牌の包み方を解説

法要のために位牌を自宅の仏壇から持ち出す際、そのまま裸の状態で手提げ袋やビジネスバッグに入れることは、マナー違反であるだけでなく、位牌そのものを傷つけるリスクが非常に高いため絶対に避けるべきです。古くからの慣習として、位牌は「風呂敷(ふろしき)」を用いて丁寧に包むことが礼儀とされています。

風呂敷で包むことには、二つの重要な意味があります。一つは、移動中の振動や摩擦から漆塗りや金箔を守る「物理的な保護」の役割。もう一つは、大切な故人の魂を外気や穢れ(けがれ)から守り、清浄な状態で法要の場へお連れするという「宗教的な結界」としての役割です。

使用する風呂敷の色にも配慮が必要です。慶事(お祝い事)に使われる赤やピンクなどの暖色系は避け、紫、紺、深緑、グレー、うぐいす色といった、落ち着いた寒色系のものを選びましょう。特に「紫」は高貴な色とされ、慶弔どちらにも使えるため、一枚持っておくと非常に便利です。柄は無地か、家紋入り、あるいは控えめな小紋柄などが適しています。

具体的な包み方は、「お使い包み」と呼ばれる方法が最も一般的で安定感があります。初めての方でも美しく包めるよう、手順を詳しくご紹介します。

【位牌の包み方(お使い包み)の完全手順】

位牌を扱う際は、手の脂や指紋が漆の劣化原因となるため、必ず白い手袋を着用するか、清潔なガーゼやハンカチを一枚介在させてください。

  • 手順1:風呂敷を裏返し(柄のない面を上)にして、テーブルなどの平らな場所に「ひし形」になるように広げます。
  • 手順2:中央に位牌を安置します。多くの位牌は縦長で倒れやすいため、移動の安全性を考慮して「寝かせて」置くのが基本ですが、台座が大きく安定している場合は立てたままでも構いません。寝かせる場合は、下に柔らかい布を敷くと傷防止になります。
  • 手順3:手前にある角を持ち上げ、位牌全体にかぶせるようにして、先端を位牌の下へ折り込みます。この時、布が緩まないようにしっかりと沿わせるのがコツです。
  • 手順4:左右の角を持ち上げ、位牌の上でしっかりと結びます。ここで注意したいのが「結び方」です。縦結びにならないよう、横一直線になる「真結び(固結び)」にしてください。真結びは一度結ぶと解けにくいため、移動中の緩みを防ぐことができます。
  • 手順5:最後に、向こう側(奥)に残っている角を手前にかぶせます。結び目を隠すように覆い、余った布端を結び目の下に入れ込んで形を整えれば完成です。

このように包むことで、位牌は「荷物」ではなく、敬意を払うべき「お預かりもの」としての姿になります。お寺に到着し、控室や本堂で風呂敷を解く際も、乱暴に扱わず、最後まで丁寧な所作を心がけることで、僧侶や参列者にも施主様の故人への深い愛情が伝わるはずです。

位牌を入れる袋の活用や移動中の雨対策

現代では、「風呂敷の包み方がどうしても覚えられない」「電車移動なので、風呂敷包みだと目立ってしまって気まずい」という方も少なくありません。そのような場合は、無理に風呂敷にこだわらず、市販されている「位牌入れ(位牌袋)」を活用するのが賢明な選択です。

位牌入れは、仏具店やインターネット通販サイトなどで2,000円〜4,000円程度で購入可能です。内側に厚手のクッション材やフェルト生地が使われているため、衝撃吸収性に優れており、万が一落とした際のリスクを軽減できます。デザインも、一見すると和風のポーチや巾着袋に見えるものが多く、公共交通機関での移動でも周囲の目を気にせず携行できるのが大きなメリットです。「袱紗(ふくさ)型」や「巾着型」など様々な形状がありますので、ご自宅の位牌のサイズ(高さと奥行き)を事前に測ってから購入するようにしましょう。

そして、移動において最も警戒すべき敵は「水(雨)」です。位牌の表面に施された漆(うるし)や金箔・金粉は、水分に極めて弱く、雨粒が数滴ついただけでも白く変色したり、箔が剥がれ落ちたりする原因となります。一度変色してしまうと、専門の職人による修理が必要となり、高額な費用がかかってしまいます。

【絶対に失敗しない雨天時の移動対策】

天気予報が晴れであっても、山の天気は変わりやすいため、法要当日は必ず防水対策を講じてください。

  • 二重梱包の徹底:風呂敷や位牌袋の上から、さらに透明なビニール袋やジップロックなどで覆います。見た目は少し無骨になりますが、位牌を守ることが最優先です。
  • 防水バッグの使用:布製のバッグではなく、撥水加工されたナイロン製や合皮製のバッグに入れると安心です。
  • 墓前での判断:お墓での読経(墓前法要)が予定されている際、雨が降っている場合は、無理に位牌を外に出さない判断も重要です。僧侶に相談すれば、位牌は車内や休憩所に安置したまま、焼香だけを墓前で行う形式に変更してくれることがほとんどです。

また、移動中の「持ち方」にも作法があります。位牌が入った包みやバッグは、必ず「両手」で抱えるようにして持ってください。片手で提げたり、小脇に抱えたりするのは、位牌を単なる「モノ」として扱っているように見え、不敬にあたります。胸の高さで大切に抱える姿こそが、最も美しい供養の形です。

さらに、構造上の注意点として、多くの位牌は「札板(文字が書かれた板)」と「台座」が、接着剤を使わずに「ホゾ」で差し込まれているだけの場合があります。そのため、位牌の上部(札板部分)だけを掴んで持ち上げると、台座が自重で抜け落ち、地面に落下して破損する事故が後を絶ちません。風呂敷の上から持つ場合でも、必ず「底面(台座の下)」を手で支えるように持つことを意識してください。

浄土真宗は位牌ではなく過去帳を持参

浄土真宗は位牌ではなく過去帳を持参することを解説

ここまで「位牌を持っていく」ことを前提にお話ししてきましたが、この前提が覆る大きな例外があります。それが日本で最も多くの信徒数を抱える「浄土真宗(本願寺派・大谷派など)」です。

浄土真宗の教義では、「亡くなった方は、阿弥陀如来(あみだにょらい)の本願力によって、息を引き取ると同時に極楽浄土へ往生し、仏様になる(即得往生)」と説かれています。他宗派のように、故人の霊魂が成仏するまでの間、位牌に宿って留まるという「霊魂観」を持たないため、原則として位牌(魂の依り代)を作りません。

では、13回忌には何を持っていけば良いのでしょうか?位牌の代わりとなるのが、以下の二つの法具です。

名称特徴と役割
過去帳(かこちょう)故人の法名、俗名、没年月日、行年(享年)などが記された帳面です。位牌が「礼拝の対象」であるのに対し、過去帳は「家系図的な記録簿」としての意味合いが強いですが、法要の際にはこれを祭壇に供えます。
法名軸(ほうみょうじく)法名が記された掛け軸です。通常は仏壇の内部側面に掛けられていますが、法要の際に持参する場合があります。ただし、取り外しが難しいため、過去帳のみを持参するケースが一般的です。

13回忌法要においては、ご自宅の仏壇から「過去帳」を持参し、お寺の祭壇や「見台(けんだい)」と呼ばれる台の上に安置して読経していただくのが正当な作法です。過去帳の運び方も、位牌と同様に風呂敷やお使い包みで丁寧に扱うのが基本です。

なお、浄土真宗の「即身成仏」の考え方は、香典の表書きなど、他の仏事マナーにも影響を与えています。例えば、通夜や葬儀の段階から「御霊前」ではなく「御仏前」を使用するのはこのためです。こうした浄土真宗ならではの教義やマナーの違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考になさってください。

ただし、一つ注意したいのが「地域や家庭ごとの慣習」です。本来は位牌を作らない浄土真宗であっても、古くからの地域の風習や、他宗派から改宗した経緯などで、仏壇に立派な位牌が祀られているご家庭も少なくありません。その場合、「教義上不要だから」といって無視するのではなく、その位牌も大切な先祖の証として、法要に持参しても問題ないケースが大半です。迷った場合は、自己判断せずに菩提寺のご住職に「うちは浄土真宗ですが、位牌があるのですが持っていった方が良いですか?」と相談するのが最も確実です。

13回忌での繰り出し位牌へのまとめ方

13回忌での繰り出し位牌へのまとめ方を解説

13回忌は、故人が亡くなってから満12年という長い月日が経過した節目です。このタイミングで、仏壇の中にある位牌の整理や見直しを検討されるご家庭が増えてきます。特に、先祖代々の位牌が増えて仏壇が手狭になってきた場合に選ばれるのが「繰り出し位牌(回出位牌)」への移行です。

繰り出し位牌とは、屋根や扉がついた少し大きめの箱型位牌のことで、内部に8枚から10枚程度の薄い木の札(白木板や塗板)を収納できる構造になっています。一番手前の黒塗りの札には「○○家先祖代々之霊位」と金文字で記し、その真後ろに、各ご先祖様の戒名・法名を書いた札を命日の早い順(月日順)に重ねて収納します。

13回忌を機に、個別の「本位牌」からこの「繰り出し位牌」へまとめる場合、単に札を書き写せば良いわけではありません。魂を移し替えるための正式な宗教儀礼が必要となります。

【位牌をまとめる際の儀式の流れ】

  1. 準備:仏具店で繰り出し位牌を購入し、中の札板に故人の戒名等を書き写してもらいます(文字入れには2週間ほどかかるため早めの手配が必要です)。
  2. 魂抜き(閉眼供養):13回忌法要の際、古い本位牌を持参し、僧侶に読経していただいて魂を抜きます。
  3. 魂入れ(開眼供養):続いて、新しい繰り出し位牌に魂を入れる読経をしていただきます。
  4. お焚き上げ:魂を抜いて「単なる木の板」に戻った古い位牌は、そのままお寺に預けてお焚き上げ(焼却処分)していただくのが一般的です。

このように、13回忌法要と合わせて「魂抜き・魂入れ」を行うことで、個別の位牌に対する供養を丁寧に終わらせ、ご先祖様全体の位牌へと合流させることができます。これを「弔い上げ(とむらいあげ)」の一環として行う地域もあります。

位牌の魂抜きやお焚き上げに関しては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。手続きの全体像を把握したい方は、ぜひあわせてご覧ください。

繰り出し位牌にまとめることで、仏壇内部がすっきりと片付くだけでなく、「ご先祖様みんなが一緒にいる」という安心感も生まれます。13回忌は、これからの供養の形を家族で話し合う絶好の機会とも言えるでしょう。

位牌を忘れた場合や重い時の対処法

位牌を忘れた場合や重い時の対処法を解説

法要当日は、親族への対応やお供え物の準備などで気が急いてしまい、肝心の位牌を自宅に忘れてきてしまうというハプニングは、実は珍しいことではありません。もし会場に着いてから位牌がないことに気づいたら、どうすれば良いのでしょうか。

まず一番大切なことは、「絶対に取りに帰らない」ということです。位牌を取りに戻ることで法要の開始時間が遅れれば、集まってくれた親族や、過密なスケジュールで動いている僧侶に多大な迷惑をかけることになります。位牌を忘れたからといって法要が中止になることはありません。

対処法としては、速やかに僧侶に「申し訳ありません、緊張して位牌を自宅に忘れてしまいました」と正直に伝えてお詫びをします。僧侶の多くは「仏様は皆様の心の中にいらっしゃいますから大丈夫ですよ」と優しく諭してくださるはずです。場合によっては、過去帳で代用したり、即席で紙に戒名を書いて「仮位牌」として祭壇に祀ってくれたりする柔軟な対応をとってくれることもあります。法要中は、位牌があるつもりで祭壇に向かって心を込めて焼香し、帰宅後に改めて自宅の仏壇の前で「本日は連れて行けず申し訳ありませんでした」と報告すれば、供養として何の問題もありません。

また、物理的な問題で位牌を持参できないケースもあります。 「旧家の位牌で、高さが50センチ以上あり非常に重い」 「位牌の足が折れかけていて、動かすと壊れそう」 「高齢で足元がおぼつかず、位牌を持って移動するのが危険」

このような事情がある場合は、無理をして持っていく必要はありません。事前に電話でお寺に相談すれば、「位牌なし」での法要を快諾してもらえることがほとんどです。最近の傾向として、位牌の代わりに「位牌の写真をスマートフォンやデジカメで撮影したもの」を持参したり、その写真をプリントアウトしてフォトフレームに入れたものを祭壇に飾ったりする方法も、広く受け入れられつつあります。

大切なのは形式や物体そのものではなく、「故人を供養したい」という施主様の想いです。無理をして位牌を破損させたり、ご自身が怪我をしたりしては本末転倒ですので、困ったときは迷わずお寺や葬儀社のアドバイザーに相談してみてください。

急な葬儀はセレモニーツナグへご連絡をください(西宮・芦屋即対応)
セレモニーツナグ
13回忌_位牌はどうするのか解説

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