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葬式の花を持ち帰りしたらどこに飾る?玄関はNG?正しい場所と処分のマナー

こんにちは。ツナグブログです。
葬儀の最後、「お花、持って帰ってあげてください」と供花をいただくこと、ありますよね。故人を偲ぶ大切なお花ですが、いざ持ち帰ると「葬式の花を持ち帰りしたらどこに飾るのが正解なの?」と迷ってしまう方も多いはず。
「玄関に飾ると縁起が悪い?」「仏壇がない場合は?」「枯れたらどう処分する?」なんて疑問も湧いてきます。そこで今回は、持ち帰った供花の正しい飾り場所や、長持ちさせるコツ、そして処分のマナーまで、私の経験も交えてわかりやすく解説しますね。
- 仏壇がない家でも安心できる正しい花の飾り場所
- 玄関や寝室に飾る際の縁起やマナーの注意点
- 持ち帰った供花を長持ちさせる管理方法と処分の手順
- 地域特有のルールや辞退する際の上手な断り方
葬式の花を持ち帰りしたらどこに飾るのが正解?場所別のマナー
持ち帰ったお花、どこに置くのが一番良いのでしょうか。実は「絶対ここ!」という厳格な決まりはありませんが、避けたほうが良い場所や、より適した場所はあります。それぞれの場所のメリットや注意点を見ていきましょう。
仏壇がない家での最適な置き場所

最近は仏壇や仏間がないお家も増えていますよね。そんな場合、持ち帰ったお花はどこに飾ればいいのでしょうか。
一番のおすすめは、「後飾り祭壇(あとかざりさいだん)」のそばです。葬儀から四十九日までは、遺骨を自宅に安置するための小さな祭壇を作りますよね。その祭壇の脇や、祭壇の手前の床に飾るのが最も自然で丁寧な形です。
もし後飾り祭壇を設けていない場合や、スペースがない場合は、家族が一番長く過ごす「リビング」が最適です。リビングなら、家族みんなで故人のことを思い出せますし、常に目が届くのでお水の状態もチェックしやすいですよね。
ただし、一つだけ注意点があります。それは「直射日光とエアコンの風」です。供花はデリケートなので、強い日差しやエアコンの風が直撃する場所だと、あっという間に枯れてしまいます。リビングの中でも、穏やかな空気が流れる場所を選んであげてくださいね。
ポイント
遺影や位牌があるなら、その近くにお花を向けて飾ってあげると、故人も喜んでくれると思いますよ。
遺影の配置場所については、こちらの記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。

玄関に飾ると風水的に縁起が悪い?

「玄関に飾ってもいいのかな?」と迷う方も多いですよね。ここは意見が分かれるところなんです。
風水的には、玄関は「気の入り口」。生花(せいか)を飾ることは、良い気を招き入れるとされ、むしろ推奨されることもあります。明るい色のお花なら、場の雰囲気を明るくしてくれる効果も期待できます。
一方で、昔ながらの考え方や民俗学的な視点では、「玄関=下座(しもざ)」と捉えることがあります。大切な故人へのお供え物を下座に置くのは失礼にあたる、あるいは来客に「不幸があった家」という印象を強く与えてしまう、という理由から避ける方もいらっしゃいます。
私の考えとしては、「籠のままドカンと置くのは避けて、花瓶に生け替えるならOK」かなと思います。葬儀の籠花のままだといかにも「葬式帰り」ですが、きれいな花瓶に少し小分けにして飾る分には、インテリアとしても馴染みますし、故人への敬意も損なわれないはずです。
寝室やキッチンに置くのはタブーか

寝室やキッチン、水回りなどはどうでしょうか。
まず寝室ですが、これは「条件付きでアリ」です。静かに故人と語らいたい、という気持ちがあれば寝室も良い場所です。ただし、供花によく使われるユリなどは香りが強いので、安眠を妨げる可能性があります。香りのきつい花は避けて、キクやカーネーションなど香りの少ないものを選ぶのが無難ですね。
次にキッチンやトイレなどの水回りですが、こちらは避けたほうが良いでしょう。特にトイレは「不浄の場」とされることが多く、神聖な供花を飾る場所としては不適切と見なされることが多いです。キッチンも火や油を使う場所なので、お花が傷みやすく、衛生的にもあまりおすすめできません。
名古屋など地域による持ち帰り事情
これ、すごく面白い話なんですが、供花の持ち帰りには強烈な「地域差」があるんです。
例えば、名古屋や岐阜などの東海地方では、「葬儀の花は持ち帰るのが当たり前」という風習があります。しかも、「花がすっかり無くなるのが良い葬儀の証拠」「供花を持ち帰ると長生きできる(功徳分け)」なんて言われることもあり、参列者が競うようにお花を抜いて持って帰る光景が見られます。
逆に、関東などの都市部では「死の穢れ(ケガレ)を持ち込む」として嫌がられることもありますし、そもそも持ち帰る習慣がない地域も多いです。
注意
もし遠方の葬儀に参列した際は、周りの方の動きをよく見ておきましょう。「持って帰らないと失礼」なのか「持って帰るなんて非常識」なのか、その場のローカルルールに従うのが一番の正解です。
縁起が不安な時は塩で清める

「理屈はわかったけど、やっぱり死に関わるものを家に置くのはなんとなく怖い…」という気持ち、正直ありますよね。その感覚は決して間違いではありません。
そんな時は、「塩」を使ってお清めをしましょう。花を飾る場所の近くに小さな盛り塩を置くだけでも、気分的にかなり違います。
また、飾る前に花瓶の水を替えるとき、ひとつまみの塩をパラパラと振って「邪気を払う」イメージを持つだけでも、心の持ちようが変わります。これは迷信というより、自分自身が心地よく過ごすための「心の儀式」としておすすめです。
葬式の花を持ち帰りしたらどこに飾るか決めた後の管理と処分
飾る場所が決まったら、次は管理です。いただいたお花、せっかくなら長くきれいに咲かせてあげたいですよね。そして最後のお別れ(処分)まで、丁寧に扱ってあげましょう。
持ち帰った花を長持ちさせる方法

持ち帰った供花、多くの場合「吸水スポンジ(オアシス)」に挿さっていると思います。このスポンジ、一度乾いてしまうと水を吸わなくなる性質があるんです。
なので、一番のポイントは「スポンジを絶対に乾かさないこと」。毎日、スポンジの隙間からお水を足してあげてください。でも、もしお花を長く楽しみたいなら、思い切ってスポンジから抜いて、花瓶に生け直すのがベストです。
花瓶に移す際は、以下の手順で行うと長持ちしますよ。
- 水切りをする: 水の中で茎を斜めにカットして、水の吸い上げを良くする。
- 余分な葉を取る: 水に浸かる部分の葉は腐りやすいので全て取り除く。
- 涼しい場所に置く: 先ほども触れましたが、高温は花の大敵です。
また、プリザーブドフラワーのように加工されたお花なら、水やりの手間もなく長期間飾ることができます。最初からこちらを選ぶのも一つの手ですね。

吸水スポンジやオアシスの捨て方

お花が終わった後、残るのが緑色のスポンジ(オアシス)です。これ、土に埋めれば自然に還ると思っていませんか?
実はこれ、「フェノール樹脂」というプラスチックの一種なんです。土に埋めても分解されませんし、むしろ環境汚染になってしまいます。
捨て方の手順はこうです。
| 手順1 | まずは手や足で踏んで、中の水を極限まで絞り出します。(かなり水が出ます!) |
|---|---|
| 手順2 | 乾燥させてから、自治体のルールに従ってゴミに出します。 |
| 手順3 | 多くの地域では「可燃ゴミ」ですが、一部「不燃ゴミ」「プラゴミ」の場合もあるので要確認です。 |
枯れた花を処分する際のマナー

枯れてしまったお花をゴミ箱に捨てる時、なんとなく罪悪感がありませんか?「故人のものをゴミ扱いしていいのかな…」と。
そんな時は、半紙や白い紙(キッチンペーパーでもOK)に包んで捨ててあげましょう。これだけで、単なる「生ゴミ」ではなく、役目を終えたお花として丁寧に送ることができます。
捨てる時には、心の中で「ありがとうございました」と声をかけてあげれば十分です。塩をパラッと振ってから包めば、お清めにもなってより安心ですね。
供花の持ち帰りを辞退する断り方
最近は家族葬も増え、「マンションだし飾る場所がない」「管理しきれない」という理由で、持ち帰りを断りたいケースも増えています。
断ること自体は全く失礼ではありません。もし係の方に「お花、いかがですか?」と聞かれたら、こう伝えればスマートです。
「遠方から来ておりますので、お気持ちだけ頂戴します」
「自宅を留守にしがちで、枯らしてしまうと申し訳ないので」
無理に受け取って枯らしてしまうより、辞退するほうが誠実な場合もあります。また、遺族として供花そのものを辞退したい場合は、事前の案内状にその旨を記載しておくのがマナーです。

葬式の花を持ち帰りどこに飾るか迷った時の解決策

いろいろとお話ししてきましたが、最後にまとめです。
葬式の花を持ち帰りどこに飾るか迷ったら、まずは「後飾り祭壇」や「仏壇」のそば。それが難しければ「リビング」の直射日光が当たらない場所を選びましょう。玄関に置くなら花瓶に移し替えてきれいに整え、寝室なら香りの弱いものを選ぶのがポイントです。
大切なのは形式よりも、「故人を偲ぶ気持ち」と「今の生活スタイル」のバランスです。無理をして生活スペースを圧迫するよりも、一輪挿しで心を込めて飾るほうが、故人もきっと喜んでくれるはずですよ。
お花が枯れるその時まで、故人との思い出をゆっくり振り返る時間を過ごしてくださいね。








