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お焼香の時にバッグはどうする?初めて参列する人の安心マナー講座

突然のお通夜や葬儀に案内をいただいたとき、「お焼香のときバッグはどうするのが正解なんだろう」「席を立つときに手に持つべきか、そのまま置いて行っていいのか」と不安になる方はとても多いです。特に初めて参列する若い世代の方にとっては、服装だけでなくバッグのマナーも分かりにくいポイントですよね。

インターネットでお焼香のバッグどうするかを調べると、お焼香バッグマナー、焼香バッグ男性、お通夜バッグ代用、葬儀バッグ選び方、葬式バッグメンズといった言葉がたくさん出てきます。それだけ、性別や立場、状況ごとに「これでいいのかな」と悩んでいる方が多いということでもあります。友人や家族にもなかなか聞きにくい話題なので、あなた一人で検索画面とにらめっこしている、ということもあるかもしれません。

この記事では、セレモニーツナグの葬祭ディレクターとしての経験をもとに、お焼香のときバッグはどうするのが良いのか、どんなバッグを選べば安心なのかを、初めての方にも分かりやすく整理してお伝えします。女性・男性それぞれの基本マナーから、代用できるバッグ、避けた方が良い素材やデザイン、実際の参列シーンをイメージした持ち物リストまで、順番に見ていきましょう。「これだけ押さえておけば大丈夫」と思ってもらえるように、できるだけ具体的にお話ししていきますね。

なお、宗派や地域、ご遺族の意向によって細かな作法が異なる場合があります。同じ日本国内でも、服装やお焼香の順番、言葉がけなどが少しずつ違っていることも珍しくありません。この記事でお伝えする内容はあくまで一般的な目安として受け止めていただき、正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は菩提寺や葬儀社などの専門家にご相談いただくことをおすすめします。(出典:文化庁「日本のお葬式」

この記事のポイント
  • お焼香の場でのバッグマナーと基本の考え方
  • 性別や服装別のお焼香用バッグの選び方
  • 代用できるバッグや避けるべきバッグの特徴
  • お焼香のバッグに入れる持ち物と実践的な注意点
目次

初めてのお焼香に持つバッグはどうする?

まずは、お焼香の場でバッグは本当に必要なのか、必要だとしたらどのようなものを選ぶべきなのかという、いちばん基本的な部分からお話しします。女性・男性それぞれに合った考え方と、「これは覚えておくと安心」というマナーの土台を押さえておきましょう。ここが分かっていると、細かい場面ごとの判断もぐっと楽になりますよ。

お焼香の時のバッグのマナーの基本を解説

お焼香の場で大切なのは、バッグそのものを「見せる」ことではなく、故人やご遺族への敬意を損なわない持ち物と振る舞いになっているかどうかです。つまり、「おしゃれかどうか」よりも「場の空気に合っているかどうか」が優先なんですね。ですから、ブランドや値段よりも、色・素材・大きさ・持ち方が落ち着いているかが重要なポイントになります。

基本的には、女性は黒いフォーマルバッグを一つ、男性はスーツのポケットを上手に活用して手ぶら、または小さなバッグ一つ、というイメージを持っていただくと分かりやすいと思います。バッグの色は艶の少ない黒の無地が最も安心で、装飾はできるだけ控えめにします。キラキラした金具やリボンが付いていると、どうしても「よそ行きのお出かけ感」が出てしまうので、控えめなものを選ぶのがおすすめですよ。

会場に着いたら、受付で香典をお渡しし、席に案内されたあと、バッグは椅子の上または足元など、自分のスペースの中で邪魔にならない位置に静かに置きます。焼香の順番が来たときには、バッグを持たずに席を立ち、手元はできるだけすっきりさせておくと美しく見えます。バッグを手に持ったまま焼香に向かうと、動きがぎこちなくなってしまったり、香炉の前で置き場に困ってしまったりするので、席に置いていくのが無難です。

また、バッグの中身も大事なマナーの一つです。音のでるスマートフォンや携帯ゲーム機、じゃらじゃら音がするキーホルダーなどは、お焼香の前に音が鳴らないようしっかり設定しておきましょう。会場の静けさの中で電子音が鳴ると、とても目立ってしまいます。スマホはマナーモードだけでなく、できれば電源を切っておくと安心かなと思います。

もう一つ覚えておきたいのは、バッグを床に直置きしないということです。どうしても置き場がないときは足元に置くこともありますが、できるだけ椅子の上や自分の足の間など、他の方がつまずいたりしない位置を選んでください。雨の日などでバッグの底が濡れているときは、床を汚さないようにも気をつけたいところです。

お焼香バッグマナーの基本ポイント

  • 色は艶を抑えた黒無地が基本
  • 女性は小さめのフォーマルバッグ、男性はポケット中心
  • 焼香の際はバッグを席に置いて手ぶらで向かう
  • 床に無造作に置かず、椅子の上や足元の邪魔にならない位置に
  • スマホなど音が出るものは事前に電源オフかマナーモードに

焼香時のバッグの選び方と注意点(男性編)

男性の場合、「そもそもバッグを持って行くべきなのか」というご相談をよくいただきます。

結論からお伝えすると、男性は手ぶらでもマナーとして問題はありません。スーツの内ポケットやズボンのポケットに、スマートフォン・財布・ハンカチ・数珠・名刺入れなど必要最低限のものを分散させれば、多くの場合は十分です。「あれもこれも」と詰め込みすぎず、必要な物だけを絞るのがポイントですね。

とはいえ、最近は持ち物が増えていることもあり、小さなクラッチバッグやセカンドバッグを持たれる方も増えています。この場合も、色は黒や濃紺など落ち着いたものを選び、ロゴや金具が目立ちすぎないデザインを選ぶことが大切です。ファスナーや金具がシルバーであっても、光沢が強すぎなければ問題ないことがほとんどですが、できるだけマットな質感の方が安心かなと思います。

ビジネス用の大きなブリーフケースやリュックをそのまま持ち込むと、どうしても「仕事帰り感」が強くなり、式場の雰囲気から浮いてしまうことがあります。やむを得ず持参する場合は、会場のクロークや控室で預ける、もしくは目立たない場所にまとめて置かせてもらうと良いでしょう。受付で一言「荷物を預けたいのですが」と声をかければ、スタッフが案内してくれるはずです。

男性の焼香バッグ選びでは、「ポケットの膨らみ」も意外と重要なポイントです。財布やスマホを全部内ポケットに入れてしまうと、ジャケットのラインが崩れてしまい、せっかくの喪服がだらしなく見えてしまうことがあります。カード類はカードケースにまとめる、財布の中身を少し整理するなどして、ポケットのボリュームを抑える工夫をしておくと見た目がとてもすっきりしますよ。

男性が持つならどんなバッグが無難?

「手ぶらも不安だけど、大きなカバンは違和感がある」という場合は、A4サイズより一回り小さいくらいの薄型バッグを選ぶとバランスがとりやすいです。書類をたくさん入れるような厚みのあるブリーフケースではなく、マチが薄く、必要最低限の中身だけを入れるイメージですね。色は黒一択でも問題ありませんが、濃紺やチャコールグレーなど落ち着いたダークカラーも、スーツとの相性が良いことが多いです。

男性の焼香バッグで気をつけたいこと

  • 大きなビジネスバッグやリュックは極力クロークへ預ける
  • ブランドロゴや派手な金具が目立つものは避ける
  • 財布・スマホ・数珠などはスーツの内ポケットを上手に活用する
  • ポケットの膨らみが目立つときは中身を整理してから参列する

お通夜でバッグの代用で失敗しない方法

急なお通夜の案内でフォーマルバッグを持っておらず、「代わりに手持ちのバッグで大丈夫かな」と心配になる方も多いと思います。とくに学生さんや社会人になって間もない方は、「慶弔用のバッグなんてまだ持っていない」というケースも多いですよね。そんな場面では、手持ちのバッグの中から、できるだけシンプルで目立たないものを選ぶことが大切です。

たとえば、黒や濃紺の無地で、金具やロゴが控えめなトートバッグなら、応急的な代用としては許容されるケースが多いです。キャンバス地でも、色が濃くてロゴが小さければそこまで浮きにくいです。反対に、デニム素材・派手なプリント・カラフルなブランドロゴが目立つバッグは、できるだけ避けた方が良いでしょう。写真を撮るような華やかな場ではないので、「地味すぎるかな」くらいでちょうどいいですよ。

どうしても代用のバッグしかない場合は、受付を済ませたあと、式場のスタッフに一言「カバンをどこに置かせていただくのがよろしいでしょうか」と相談してみてください。スタッフ側も事情を理解したうえで、目立たない場所やクロークへのご案内をしてくれます。こうした一声があるだけでも、周りへの気遣いが伝わりますし、自分自身も安心して式に集中できます。

コンビニや100円ショップでできる応急処置

「家に適当なバッグが見当たらない」というときは、会場に向かう途中でコンビニや100円ショップに立ち寄り、黒い手提げ袋やシンプルなエコバッグを購入するのも一つの方法です。メインのバッグが明るい色だったりロゴが目立ったりする場合は、その上から黒い袋をかぶせて持ち歩くだけでも印象が大きく変わります。

お通夜は「取り急ぎ駆けつける場」という側面があり、多少の服装や持ち物の乱れには寛容な面もあります。それでも、できる範囲で故人とご遺族への配慮が伝わるように心がけておくと安心です。服装全体のマナーについては、お通夜とお葬式のどっちが大事か知るためのマナーと注意点も参考になると思います。

葬儀時のバッグの選び方のポイントとは

通夜・葬儀を問わず、バッグ選びの基本は共通しています。「色は黒」「装飾は控えめ」「必要なものがぎりぎり収まるサイズ」という三つのポイントを押さえておけば、大きくマナーから外れることはありません。「この条件を満たしているかどうか」をチェックリストのように確認していくと、迷いが減って選びやすくなりますよ。

具体的には、女性用であれば手持ちタイプのフォーマルバッグがおすすめです。底に鋲が付いていて自立するものは、足元に置いたときでも倒れにくく安心感があります。素材は布やマットな合皮など光沢の少ないものを選び、リボンやフリル、ラメなどの装飾が強いものは避けましょう。チェーンストラップのようなキラキラした金属の持ち手も、葬儀の場では控えた方が無難です。

男性用の場合は、クラッチバッグやごくシンプルなセカンドバッグを選びます。デザインはできる限りフラットで、ファスナーや持ち手の金具が目立たないタイプの方が、喪服とのバランスが取りやすくなります。ビジネス用のバッグをそのまま使う場合も、なるべく中身を減らして厚みをおさえ、「膨らみすぎていないか」を鏡の前でチェックしておくと安心です。

サイズ感と収納力のバランス

サイズを選ぶときに意識したいのは、「必要な物が入るギリギリの大きさ」です。大きすぎるバッグはどうしてもカジュアルに見えてしまったり、席で邪魔になったりしがちです。香典袋、袱紗、数珠、ハンカチ、小さめの財布、スマホが入れば十分という感覚で選ぶと、自然とコンパクトなサイズになります。

葬儀バッグの選び方(一般的な目安)

項目望ましい条件
艶を抑えた黒(濃紺・グレーは状況により可)
素材布・マットな合皮など落ち着いた質感
装飾ロゴ・金具・リボンなどは最小限
サイズ香典・数珠・ハンカチなど必要最低限が入る程度
自立する手持ちタイプが扱いやすい

※上記はあくまで一般的な目安であり、地域や式場によって判断が異なる場合があります。

葬式のバッグは?メンズの場合のふさわしい型とは

葬式にメンズバッグと検索される方は、「リュックやビジネスバッグのままでは浮いてしまうのでは」と心配されていることが多い印象です。普段からカジュアルなバッグに慣れていると、どんな形が正解なのかイメージしづらいですよね。メンズにふさわしい型としては、シンプルなクラッチバッグ・セカンドバッグ・薄型のブリーフケースの三つをイメージしていただくと良いと思います。

クラッチバッグやセカンドバッグは、片手で持てるコンパクトさと、必要な持ち物をまとめられる実用性を兼ね備えています。財布とスマホ、数珠、ハンカチ、名刺入れ程度であれば十分収まるサイズが多いので、「あれもこれも持たなきゃ」と悩まずに済みます。デザインは、ファスナー部分や角がスッキリしたシャープなものを選ぶと、喪服とのバランスもよく見えますよ。

薄型のブリーフケースを使う場合も、サイドのポケットが膨らみすぎないよう中身を絞り、書類やノートパソコンなどは極力持ち込まない方が無難です。仕事帰りにそのまま参列する場合でも、できればオフィスで不要な荷物をロッカーに預けてから会場に向かうようにすると、見た目も気持ちもぐっと身軽になります。

メンズバッグと小物マナーのセットで考える

また、男性の場合でも、ハンカチや数珠、香典袋の扱い方は非常に大切です。ハンカチは白かダークカラーの無地で、タオル地よりも布タイプの方がきちんと感が出ます。香典袋は、折り曲がらないようにバッグの中で立てて入れるか、内ポケットにまっすぐ収めるのが理想的です。数珠の詳しいマナーや「忘れてしまったときどうするか」については、法事に数珠はいらない?忘れた時等の完全マナーガイドも参考にしていただければと思います。

メンズの葬儀バッグは、「なるべくシンプルに、でも最低限の役割は果たす」というバランスが大事です。迷ったときは、「このバッグを持っていて、自分だけ浮いて見えないかな?」と鏡の前で全身をチェックしてみると、客観的に判断しやすくなりますよ。

お焼香のバッグをどうするか迷ったときの実例と対処法

ここからは、実際の参列シーンをイメージしながら、「この持ち物ならどんなバッグが良いか」「男性は本当に手ぶらで良いのか」「代用できるアイテムにはどんなものがあるのか」といった、より具体的な疑問にお答えしていきます。ケース別に見ていくことで、自分の状況に置き換えて考えやすくなるはずです。「自分の場合だったらどうするか」を一緒にシミュレーションしていきましょう。

お焼香の際にバッグに入れる持ち物リスト

実際にお焼香の場で必要になる持ち物を整理しておくと、バッグの大きさやポケットの数もイメージしやすくなります。ここでは、一般的に持っていくことが多いものを一覧にまとめてみます。もちろん、すべてを必ず用意しなければいけないわけではなく、状況に合わせて調整していけばOKです。

お焼香バッグに入れる主な持ち物

分類具体的な持ち物ポイント
必須系香典袋、袱紗、数珠香典は折れ曲がらないように、数珠は出し入れしやすい位置に
身だしなみハンカチ、ティッシュ涙を拭いたり手を拭いたりするときに使用
貴重品財布、スマートフォン音が鳴らないよう必ずマナーモード・電源オフに
季節・状況に応じて折りたたみ傘、ストール、予備ストッキング雨・寒さ・伝線対策など、あると安心なもの
その他目薬、常備薬、予備マスク持病がある場合や長時間参列する場合に便利

※持ち物の量や内容は、式場の設備や移動距離によっても変わります。ここで挙げたものはあくまで一般的な目安です。

香典袋の表書きや選び方について詳しく知りたい方は、お通夜で御霊前と御香典はどっちが正しい?完全ガイドもあわせてご覧いただくと、よりイメージしやすくなると思います。香典の準備が済んでいると、当日の不安がぐっと減りますよ。

また、女性の場合は、替えのストッキングを1枚バッグに入れておくと安心です。式場に向かう途中で伝線してしまったときも、トイレでさっと履き替えるだけで済みます。男性の場合は、ネクタイが曲がっていないか、シャツがしっかりインされているかなど、鏡で最終チェックをしてから受付に向かうと良いですね。

焼香時に男性は本当に手ぶらでいいのか

男性の焼香バッグ男性問題で一番多いのが、「手ぶらでも失礼に当たらないのか」というご相談です。改めてお伝えすると、スーツのポケットに必要なものがすべて収まるのであれば、手ぶらでもマナー違反とは見なされません。むしろ、手元がすっきりしていることで、焼香のときの所作がきれいに見えるというメリットもあります。

ただし、ポケットが膨らみすぎてシルエットが崩れていると、喪服のきちんと感が損なわれてしまいます。財布やスマートフォンを分厚いケースに入れている場合は、中身を少し減らす、カード類を別に移すなどして、できるだけ膨らみを披える工夫をしておくと安心です。カギや小銭など、音が出やすいものは一つのポケットにまとめず、分散させるのもおすすめです。

また、移動時間が長い場合や、たくさんの荷物を持って移動する必要があるときは、「式場に入る前に荷物を分ける」という意識が大切です。移動用のバッグと、式場内に持ち込む小さなバッグ(もしくは手ぶら)を分けて考え、会場に入る前に身軽な状態を整えておきましょう。駅のコインロッカーや車内に大きな荷物を置いてから向かう、というのも一つの方法です。

こんなときは小さなバッグがあると安心

一方で、「ご遺族へのお悔やみを述べるときに、名刺交換もありそう」といったビジネスシーンに近い場面では、小さなクラッチバッグがあると便利なこともあります。名刺入れやボールペン、メモ帳などをまとめておきたいときは、薄型のクラッチバッグ+スーツのポケットという組み合わせがバランス良くておすすめです。

最終的には、「自分がご遺族の立場だったら、どんな姿が自然に見えるか」という視点で考えてみてください。手ぶらで静かにお焼香に向かう姿も、小さなバッグを丁寧に扱いながら参列する姿も、どちらもマナーに沿っていれば失礼には当たりません。大事なのは、バッグの有無よりも、故人を偲ぶ気持ちと落ち着いた所作だと思ってもらえれば十分です。

葬儀のバッグ選びで避けたいNG素材

葬儀のバッグ選びのご相談を受ける中で、「この素材は避けた方が良いですか?」と聞かれることがよくあります。避けたい素材の共通点は、強い光沢や華やかさ、高級感を過度にアピールしてしまうことです。普段のファッションでは素敵に見えるバッグでも、弔事の場では「ちょっと派手すぎるかな」と感じられてしまうことがあるんですね。

具体的には、エナメル素材・ラメ入りの生地・ビニールのつやつやした質感・アニマル柄(ヘビ革・ワニ革・毛皮など)は、弔事の場にはふさわしくないとされることが多いです。これらはお祝いの場やパーティーでは映えますが、静かに故人をお見送りする場とは相性が良くありません。とくに光が当たったときにギラッと反射するような素材は、どうしても視線を集めてしまうので避けた方が無難です。

また、どんなに素材が落ち着いていても、バッグ全体を覆う大きなブランドロゴや、キラキラした金具が目立つデザインも注意が必要です。葬儀の場では、自分自身を目立たせないことがマナーですので、「少し地味かな」と感じるくらいを基準に選ぶとちょうど良くなります。ブランド物のバッグを使いたい場合も、ロゴが小さく控えめなデザインを選ぶようにすると安心ですよ。

色と素材の組み合わせで悩んだら

「黒だけど合皮でテカテカしている」「濃紺だけど布地で落ち着いている」など、色と素材の組み合わせで悩むこともありますよね。そんなときは、「色より素材感を優先して判断する」のがおすすめです。黒でも強い光沢があると華やかな印象になりますし、濃紺やチャコールグレーでもマットな布地であれば、落ち着いた印象で浮きにくくなります。

NGになりやすいバッグ素材・デザイン

  • 強い光沢のあるエナメル・ビニール素材
  • ヘビ革・ワニ革・ファーなどのアニマル素材
  • 大きなブランドロゴや派手な金具
  • カラフルな柄物・カジュアルなプリント

素材やデザインの判断は、地域や世代によっても受け止め方が変わることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は葬儀社などの専門家にご相談ください。

お通夜のバッグで代用可能なシンプルアイテム

フォーマルバッグが手元になく、お通夜バッグ代用として何か準備したい場合には、「できるだけ無地・ダークカラー・装飾控えめ」という三つの条件を満たすものを選んでみてください。完璧なフォーマル仕様でなくても、この条件を満たしていれば、「どうしても今日はこれで」という前提のなかでは十分マナーを意識していると言えます。

たとえば、普段使っている黒や濃紺のトートバッグでも、ロゴや柄が目立たず、持ち手や金具の主張が強くなければ、短時間のお通夜であれば許容範囲に収まることが多いです。その場合でも、式場ではできるだけ足元に置くか、スタッフに預けるなどして、目立たない形で管理するのがポイントです。肩にかけたままだと、どうしてもカジュアルに見えてしまいます。

また、コンビニなどで販売されているシンプルな黒いエコバッグや手提げ袋をサブバッグとして活用する方法もあります。メインのバッグが少し派手かなと思ったときには、メインバッグを黒い袋に入れて持ち歩くだけでも印象がかなり落ち着きます。バッグそのものを買い替えるのが難しいときの、簡単な応急処置ですね。

家にあるもので代用できるかチェックするコツ

時間がないときは、クローゼットや玄関周りをぐるっと見回して、「色が濃い・柄が少ない・小さめ」という条件でバッグを探してみてください。エコバッグやノベルティでも、黒やダークグレーの無地であれば、サブバッグとして十分使えます。紙袋を使う場合も、ロゴが小さめで色が控えめなものを選ぶと良いですよ。

葬式にバッグで行く場合のメンズ向けの便利グッズ

葬式にメンズバッグで参列する際の視点で考えると、「できるだけ荷物を増やしたくないけれど、いざというときに困らないようにしたい」というニーズが多いように感じます。そのバランスを取るために役立つ、いくつかの便利グッズをご紹介します。どれも日常生活でも使えるので、弔事のときだけでなく普段から持っていて損はないアイテムばかりです。

一つ目は、薄型のカードケース兼用財布です。通常の分厚い長財布ではスーツの内ポケットが膨らみやすくなりますが、カードと少額の現金だけを入れられる薄型の財布であれば、シルエットを崩さずに持ち歩けます。香典用のお札は別の封筒や香典袋に入れるので、財布は「最低限の持ち歩き用」と割り切ってしまうのも一つの考え方です。

二つ目は、ポケットに入るサイズの折りたたみ布マスクやハンカチです。式場内では咳やくしゃみが気になる場面もありますので、清潔感のある黒・グレー・白のマスクやハンカチを1枚備えておくと安心です。布マスクであれば、繰り返し使えるだけでなく、顔周りの印象も落ち着いて見えます。

三つ目は、小さな防水ポーチです。突然の雨で濡れた折りたたみ傘や、使用済みのマスク、濡れたハンカチなどを一時的に入れておけるので、バッグやポケットの中を清潔に保てます。ビニール袋でも代用はできますが、防水ポーチなら見た目も落ち着いていて、スーツスタイルとの相性も良いですよ。

便利グッズは「葬儀専用」にしなくてもOK

こうした便利グッズは、必ずしも葬儀専用でなくても構いません。日常生活でも使えるアイテムを上手に選んでおくと、いざというときにも慌てずに済みます。普段からバッグやデスクの中に入れておき、「これがあれば突然のお通夜にも対応できるな」と思えるセットを作っておくと、心の余裕にもつながりますよ。

こうした便利グッズは、必ずしも葬儀専用でなくても構いません。日常生活でも使えるアイテムを上手に選んでおくと、いざというときにも慌てずに済みます。

まとめ:お焼香のバッグどうするかのアドバイス

ここまで、お焼香のバッグどうするかをテーマに、基本マナーから具体的な持ち物、男性・女性別の考え方、代用できるアイテムや避けたい素材まで、幅広くお話ししてきました。最後に、迷ったときに思い出していただきたいポイントを整理しておきます。ここだけチェックしておけば、「ひとまず大きく外していないかな」と確認できるはずです。

  • 色は艶を抑えた黒、装飾はできるだけ控えめに
  • 女性は小さめのフォーマルバッグ、男性は手ぶらか小さなバッグで身軽に
  • 焼香の際はバッグを席に置き、手元はすっきりさせておく
  • どうしても代用バッグしかない場合は、ロゴや柄が目立たない持ち方を工夫する
  • 素材・デザインに迷ったら「自分が目立たない方」を選ぶ

葬儀や法要のマナーは、宗派や地域、ご遺族の考え方によって変わる部分も多くあります。この記事の内容はあくまで一般的な目安として参考にしていただき、正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、具体的なご事情に照らしての判断が必要な場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。ツナグブログを運営しているセレモニーツナグでも、現場の経験をもとに一つひとつのケースに寄り添ったご提案を心がけています。

お焼香のバッグをどうするかで悩んでいるということは、それだけ故人やご遺族に失礼のないようにと考えておられる証拠でもあります。そのお気持ちを大切にしながら、できる範囲で整えた装いと振る舞いで、安心してお見送りの時間をお過ごしいただければと思います。「ここまで準備できたから大丈夫」と、自分を少しだけ褒めてあげてくださいね。

セレモニーツナグ

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