

供物の種類
「篭盛(かごもり)」とは、初盆・法事・葬儀などの際に、生前のご厚情に対し心からの感謝を込めて、篭に様々な御供物を盛り付けてお供えをするもののことです。

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大切な方をこころを込めてお送りする供物、ご供養の気持ちをしっかりとカタチにし心をこめてご提供いたします。
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※写真はイメージです。
供物の手配は西宮市、芦屋市の葬儀、家族葬ツナグお葬式にお任せください。

1. 供物とは
供物とは、葬儀、法要、お盆、お彼岸などで、故人の霊や神仏に敬意や供養の気持ちを込めて捧げる物品のことです。主な目的は以下の通り。
- 故人への供養:故人の冥福を祈り、霊を慰める。
- 神仏への感謝:神道や仏教で、神や仏に祈りや感謝を捧げる。
- 遺族への支援:特に金銭的な供物は、葬儀費用の一部を補う。
供物は食べ物、飲み物、花、線香、金銭など多岐にわたり、宗派や場面によって形式が異なります。
2. 供物の種類
供物は「実物」と「金銭」に大別されます。以下に詳細をまとめます。
(1) 実物の供物
- 食べ物
- 仏教:果物(リンゴ、ミカン、バナナ)、菓子(饅頭、煎餅)、米、塩、団子、お餅(鏡餅など)。
- お盆やお彼岸では「ぼたもち」「おはぎ」が一般的。
- 故人の好物(例:寿司、和菓子)を供える場合も。
- 神道:米、酒、魚(鯛など)、野菜、果物、塩、水など清浄なもの。
- キリスト教:食べ物は少なく、花が中心。
- 無宗教:故人の好物や遺族の意向による。
- 飲み物
- 水、日本酒、お茶が一般的。
- 神道では清酒を供えることが多い。
- 花(供花)
- 仏教・キリスト教・無宗教:白い菊、ユリ、カーネーションなど。赤や派手な色は避ける。
- 神道:榊(さかき)や白い花。玉串(榊に紙垂をつけたもの)も供物の一種。
- 線香・ロウソク
- 仏教で使用。線香は供養や浄化の象徴。
- 宗派により本数や立て方が異なる(例:浄土真宗は1本、曹洞宗は2本)。
- その他
- 故人の愛用品(写真、趣味の品など。遺族の意向を確認)。
- 神道では清めた物品(塩、水など)。
(2) 金銭の供物
- 香典
- 仏教:「御香典」「御霊前」(四十九日前)、「御仏前」(四十九日以降、浄土真宗は最初から)。
- 神道:「御玉串料」「御榊料」「御神前」。
- キリスト教:「御花料」「お供え」。
- 無宗教:「御供物料」「お供え」。
- 金額目安:知人3~5万円、親しい友人5~10万円、親族10~30万円。4や9の金額は避ける。
- 供物料
- 供花や実物の代わりに金銭を渡す場合。
- 表書きは「御供物料」「御花料」。白無地の封筒や宗派に応じた袋を使用。
3. 供物の用途とタイミング
供物は葬儀や法要の場面で異なる役割を持ちます。
- 通夜・葬儀
- 祭壇に供花、果物、菓子、線香を供える。
- 参列者が供花を贈る場合、葬儀社に手配(1基1~2万円)。
- 香典は受付で渡す。
- 火葬
- 火葬場では供物は最小限(花や線香)。食べ物は基本的に供えない。
- 法要(初七日、四十九日、一周忌など):
- 祭壇や墓前に果物、菓子、花、線香を供える。
- お盆やお彼岸では、ぼたもち、おはぎ、季節の果物。
- お墓参り
- 墓前に花、線香、水を供える。食べ物は持ち帰る(鳥や虫防止)。
- 自宅の仏壇
- 毎日または定期的にお茶、水、果物、故人の好物を供える。
4. 宗派ごとの供物の特徴
宗派によって供物の種類や作法が異なります。
(1) 仏教
- 浄土真宗
- 供物:果物、菓子、線香(1本)。故人は即座に仏になるためシンプル。
- 香典:「御仏前」(四十九日前でも可)。蓮の絵柄の袋。
- 注意:故人の好物を供える場合は遺族に確認。
- 曹洞宗・臨済宗
- 供物:果物、菓子、線香(2本)。簡素で清潔なものが好まれる。
- 香典:通夜~四十九日前「御霊前」、以降「御仏前」。
- 浄土宗
- 供物:果物、菓子、団子、線香(2~3本)。念仏を重視。
- 香典:通夜~四十九日前「御霊前」、以降「御仏前」。
- 日蓮宗
- 供物:果物、菓子、線香。法華経に基づき、故人の好物も可。
- 香典:通夜~四十九日前「御霊前」、以降「御仏前」。
(2) 神道
- 供物:米、酒、魚(鯛)、野菜、果物、塩、水。清浄さが重視。
- 香典:「御玉串料」「御榊料」「御神前」。白無地または白黒の水引。
- 注意:蓮の絵柄は仏教専用なのでNG。玉串も供物の一種。
(3) キリスト教
- 供物:花(白い菊、ユリ、カーネーション)。食べ物はまれ。
- 香典:「御花料」「お供え」。白無地の封筒。
- 注意:線香や仏教的な供物は避ける。
(4) 無宗教
- 供物:遺族の意向による。花、故人の好物、菓子など。
- 香典:「御供物料」「お供え」。白無地が無難。
- 注意:遺族に事前に確認。
5. 供物の注意点
- 衛生面
- 食べ物は腐敗防止のため、密封されたものや日持ちするものを選ぶ。
- 墓前や仏壇の食べ物は、鳥や虫防止のため持ち帰る。
- 宗派の確認
- 蓮の絵柄は仏教専用。神道やキリスト教では白無地を使用。
- 浄土真宗では「御仏前」を最初から使う。
- 遺族の意向
- 供物や香典を辞退する場合あり。事前に遺族や葬儀社に確認。
- 故人の好物を供える場合は遺族に相談。
- 量と質
- 祭壇の規模に合わせた量(家族葬なら控えめに)。
- 派手な包装や過剰な量は避け、シンプルで誠意あるものを。
- 地域差
- 地域により供物の好みや風習が異なる(例:関西では高級な菓子や供花が好まれる場合も)。遺族に確認。
6. 特殊なケース
- 遠方からの供物
- 供花や菓子は葬儀社経由で手配。香典や供物料は現金書留で郵送。
- オンライン葬儀・法要
- 供物は遺族や葬儀社に郵送。花や菓子を指定する場合も。
- 子供連れ
- 子供が供物を触らないよう注意。葬儀会場や墓地では静かに。
- 供物の辞退
- 遺族が供物を辞退する場合、香典や簡易な花(例:一輪菊)を贈る。
7. まとめ
供物は、葬儀や法要で故人や神仏に捧げる物品で、果物、菓子、花、線香、金銭(香典・供物料)などがある。仏教、神道、キリスト教、無宗教で種類や作法が異なり、宗派や遺族の意向を事前に確認。衛生面に配慮し、シンプルで誠意ある供物を選び、祭壇や墓前の規模に合わせた量を心がけましょう。日本の伝統的な供養文化を尊重し、故人への敬意を表現することが大切です。
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