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湯灌の儀

湯灌の儀

≪湯灌の儀(ゆかんのぎ)とは?≫

『湯灌の儀』とは、現世の汚れを洗い清めるために、遺体を沐浴させること。
お風呂好きの日本人らしい風習なのです。
この儀式には、赤ちゃんが生まれたとき産湯につかるのと同じように、
あらたに生まれ変わる故人の安らかな旅立ちを願う意味が込められています。
この儀式は故人がご家族の皆様に囲まれて過ごす最後の機会でもあるのです。

人間は生前に、働いた後の疲れをいやし、サッパリとした爽快感、
清涼感を味わい、また明日への活力としてお風呂を好みます。
亡くなられた方も一生の仕事を終えられたと考え、昔の風習に従い湯灌の儀式をしてあげたいものです。
そうしてあげる事が残された家族、皆様の暖かい想いやり、そして絆を永遠にするのではないでしょうか。

悲しみの中にいるご遺族の悲しみを理解することはできなくても
せめて癒してさしあげたい・・・
高い技術と人間としての思いやりを持ち、
心を込めて故人を綺麗にしてさしあげたい・・・
経験豊富なスタッフが、湯灌の儀を執り行わせていただきます。

ツナグお葬式』では、以下の手順で湯灌をお手伝いしています。
特に、シャンプーや洗顔・顔剃りによって故人様の表情は大きく変化しますので、
一番故人様らしい表情になるように配慮しながら、心を込めてお手伝いしています。

ご訪問湯灌専用特殊車両にて自宅及び葬儀場へ到着いたします。セレモニースタッフがお伺いいたします。
湯灌の儀(ゆかんのぎ)の流れ
準備湯灌儀式のご説明を行います。清浄槽を室内(自宅及び葬儀場)へ搬入セッティングし、故人様の衣服を脱がせやすくするために硬直をときます。
湯灌の儀(ゆかんのぎ)の流れ
移動肌を見せずに儀式用タオルをかけ、故人様を洗浄槽まで移動します。
湯灌の儀(ゆかんのぎ)の流れ
儀式ご家族・ご親族の方々と心をひとつにし、厳粛な湯灌の儀が始まります。
湯灌の儀(ゆかんのぎ)の流れ
逆さ水ご家族・ご親族の方々に交替で足下から胸元に逆さ水をかけてお清めの儀式を行っていただきます。
湯灌の儀(ゆかんのぎ)の流れ
洗顔・洗髪シャンプーやリンスをして髪を整え、洗顔、顔剃り(男性は髭剃り)を行います。
湯灌の儀(ゆかんのぎ)の流れ
全身洗いお体を左足から右足へと逆さの作法に従って全身を洗い清めます。ご家族・ご親族の代表数名で最後に故人様のお顔を優しく拭いていただきます。
湯灌の儀(ゆかんのぎ)の流れ
美容・着付け全身を洗い清めた故人様を床に移動し、衣装(旅支度)の着替えを行います。ドライヤーで髪を乾かしてセットし、脱脂綿詰め替え処置を行い、美粧の儀(化粧)を施します。
湯灌の儀(ゆかんのぎ)の流れ
終了つつがなく湯灌の儀が終了致します。湯灌に使用したお湯は全て車両内の排水タンクに注ぎます。

≪納棺の儀≫

湯灌の後、旅支度(手甲・脚絆・足袋・六文銭・頭陀袋・数珠)をし、 ご家族や近親者が中心に執り行ない、係りの者がお手伝いさせていただき納棺します。 棺の中に旅支度をしたご遺体を寝かせ、お顔のまわりを専門スタッフが綿花と花で飾ります。 故人が生前愛用されていた品々を納め、納棺の儀が終了いたします。

1. 湯灌の儀の概要

湯灌とは、亡魂の体を温かい湯や水で洗い、清め、死装束を着せる一連の行為を指します。この儀式は、故人を浄化し、来世への旅立ちを整える宗教的・文化的意味合いを持ちます。日本では仏教や神道の影響を受けつつ、地域や時代によって多様な形で行われてきました。

2. 歴史的起源

湯灌の起源は古代に遡り、日本独自の文化と外来の宗教的影響が融合した結果として発展しました。

(1) 古代日本(神道の影響)

日本では、古来より「死」を穢れ(けがれ)と捉える神道の思想が根強くありました。死体に触れることは穢れを招くとされ、遺体を清める行為は穢れを取り除くための重要な儀式でした。

縄文時代や弥生時代から、死者を水で洗う習慣が存在した可能性が考古学的資料から推測されます。たとえば、遺体を川で洗うなどの簡素な清め行為が行われていたと考えられます。

『日本書紀』や『古事記』には、死者を清める具体的な記述は少ないものの、神々の死に関する物語(例:イザナミの死)で水や清めの重要性が示唆されており、湯灌の原型がこの時期にあったと推測されます。

(2) 仏教の導入(6世紀以降)

仏教が日本に伝来した6世紀以降、葬送儀礼に大きな影響を与えました。仏教では、死後の浄化や極楽往生を重視し、遺体を清める行為が儀式として体系化されました。

インドや中国の仏教文化では、死者を沐浴させる習慣があり、これが日本に持ち込まれたと考えられます。特に、中国の仏教葬儀の影響で、湯灌は「死者の体を清め、仏の道へ導く」儀式として定着しました。

平安時代(8~12世紀)には、貴族階級の葬送記録に湯灌の記述が見られ、寺院や僧侶が関与する儀式として行われていました。

3. 中世から近世の発展

(1) 鎌倉・室町時代(13~16世紀)

仏教の各宗派(浄土宗、禅宗など)が広まる中、湯灌は一般民衆にも普及しました。特に、浄土宗や浄土真宗では、死後の浄化が重視され、湯灌が葬送の重要な一部となりました。

この時期、地域ごとに湯灌の方法に違いが生まれました。たとえば、温湯を使う場合もあれば、冷水や酒を用いる地域もあったとされます。

僧侶だけでなく、村落の共同体や特定の役割を持つ人々(「湯灌師」や「死穢役」など)が儀式を担うようになり、専門化が進みました。

(2) 江戸時代(17~19世紀)

江戸時代には、幕藩体制下で仏教寺院が戸籍管理を担い、葬送儀礼がさらに標準化されました。湯灌は、寺院や地域の慣習に基づいて行われ、庶民から武士階級まで広く普及しました。

この時期の文献(例:『冥途通鑑』などの葬送関連書)には、湯灌の手順が詳細に記録されています。たとえば、遺体を清める際には、特定の経文を唱えたり、香を焚いたりする作法が定められました。

また、湯灌には家族や近親者が参加することが一般的で、故人との最後の別れを果たす場でもありました。

4. 近代以降の変化

(1) 明治時代(19世紀後半~)

明治維新後、神仏分離政策により神道式の葬儀が奨励され、一部で仏教的な湯灌が簡略化される動きが見られました。しかし、仏教の影響が強い地域では湯灌が引き続き行われました。

都市化や医療の発展に伴い、衛生観念が変化。湯灌は宗教的意味合いだけでなく、遺体の保存や清潔を保つ実践的役割も強調されるようになりました。

(2) 現代(20世紀~現在)

現代では、湯灌は専門の葬祭業者が行うことが一般的です。「納棺師」や「湯灌師」と呼ばれるプロが、遺体を丁寧に清め、化粧を施し、死装束を着せるサービスを提供します。

医療技術の進歩により、病院で亡くなるケースが増えたため、湯灌は病院や葬儀場で行われることが多く、家庭での実施は減少しました。

一部の地域や伝統的な家庭では、家族が湯灌に参加する習慣が残っていますが、簡略化される傾向にあります。

近年では、故人の尊厳を重視する観点から、湯灌にエステやメイクを組み合わせた「エンゼルケア」が人気を集めています。

5. 湯灌の文化的・宗教的意義

浄化と旅立ちの準備: 湯灌は、故人の体と魂を清め、来世や極楽への旅立ちを助ける儀式です。仏教では「三途の川」を渡る前に清めることが重要とされます。

家族の癒し: 湯灌は、遺族が故人と向き合い、最後の時間を共有する場でもあります。遺体を清める行為を通じて、死を受け入れ、悲しみを癒す効果があるとされています。

地域の多様性: 日本の地域によって、湯灌の方法や道具(例:湯桶、布、香など)に違いがあり、地方の文化や歴史を反映しています。

6. 現代の課題と展望

都市化と簡略化: 現代のライフスタイルの変化により、湯灌を含む伝統的儀式が省略されるケースが増えています。一方で、故人への敬意を重視する人々は、湯灌を丁寧に行うことを望む傾向もあります。

環境への配慮: 湯灌に使用する水や化学物質(化粧品など)の環境負荷が問題視されることもあり、環境に優しい方法が模索されています。

グローバル化: 日本国外でも、湯灌に似た遺体清めの儀式(例:キリスト教の遺体洗浄、イスラム教の沐浴など)が見られ、比較文化の視点から注目されています。

まとめ

湯灌の儀は、古代日本の神道思想と仏教の影響が融合し、長い歴史の中で発展してきた儀式です。死を穢れと捉え、清めることで故人を来世へ送り出すという文化的背景を持ち、時代と共にその形式や意味合いが変化してきました。現代では、専門業者によるサービスが主流ですが、故人への敬意や遺族の癒しとしての役割は変わらず重要です。地域や家庭によって多様な形で行われる湯灌は、日本の葬送文化の奥深さを象徴しています。

ツナグお葬式では、適正価格の葬儀をモットーにより質の高いサービスを目差して日々取り組んでおります。
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